コーヒーロースト東海さんで購入したホンジュラス テパングアレ農園。
こちらの豆を美味しく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。
記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。
前回の記事はこちらです。
oishi-coffee-life.hatenadiary.com
使用する豆
名前
ホンジュラス テパングアレ農園
価格
1,880円/240g
産地
ホンジュラス ラパス県 テパングアレ農園
焙煎度合
ハイロースト
焙煎からの経過日数
20日(約3週間)
味の説明
お店の紹介文より。
さわやかな風味とカモミールのようなフローラルさ。後味にキャラメルのような甘さ。
今回の抽出の狙い
ベーシックな46メソッドで抽出したコーヒーでは、甘みと酸味が魅力だと感じました。
今回は甘みをより際立たせるようなレシピを目指していこうと思います。
抽出してみた
46メソッドというレシピでは、1投目と2投目のお湯の割合を変えることで甘みと酸味のバランスを調整します。
今回は甘みを強調したいので、2投目に注ぐお湯を増やします。
お湯の割合だけ変えて淹れてみたところ、ハーブのような爽やかでいい香りがするものの、口に入れた瞬間に強い苦みとエグみを感じる結果に。
少し冷ますとレモンのような風味や、お茶を想像させる程よい渋みと酸味があって悪くはないです。
ただ、ひとくち目の印象を良くしたいところ。
エグみが出るのは濃く抽出したからでは?と予想し、豆の挽目を粗くし、さらにトータルのお湯注ぎを5回から4回に変更。
抽出力を思い切り下げてみました。
今度はどうでしょうか?
口に入れた瞬間のエグみは十分に抑えられたようです。
味わいは苦みや酸味が弱く、甘みが際立っています。
口に入れた瞬間はあまり風味がないのですが、遅れてやってくる甘さが心地よいです。
豆が持つ美味しい部分が出せたのでは?
、、ただ、全体的に味がうすい笑
これでは飲んでも満足感が足りないです。
この味の雰囲気を保ちつつ、もう少し濃く出したいです。
いろいろ試してみて、お湯の注ぎ方を早くする方がよいのでは?という結論に。
豆は粗めに挽きますが、味を濃く出すためにお湯を注ぐ回数は5回に戻します。
豆とお湯を十分に触れ合わせつつ、素早くお湯を注いで美味しい部分だけを出そう、という狙いですが、うまくいくでしょうか。
コーヒーからはレモンのような爽やかな香りが漂っています。
肝心の味は、、
口に入れるとほのかな苦み、そして甘さを感じます。
味は濃くなっていますが、雑味・エグみはありません。
後味にはあっさりとしたナッツのような甘みが後を引きます。
コーヒーの温度が下がってくると酸味も感じられるようになりました。
あまり強い酸味ではありませんが、ほのかにあんずのような雰囲気が。
これまであっさり・さっぱりな味わいが多かったので、この酸味には驚きました。
酸味もすっと消えてしまうため、味を追いかけるため何度も口にしているうちに飲み終わってしまいました。
狙っていた甘みだけでなく、酸味でも思いがけない一面を発見。
これは病みつきになりそうです。
振り返り
ホンジュラス テパングアレ農園を甘みに焦点を当てて抽出してみました。
レモンのような香り、ほのかな苦みとあっさりとした甘み、冷めてくるとあんずのような酸味が感じられる美味しいコーヒーになったと思います。
狙っていたよりも不思議な味わいになり、とても楽しかったです。
今回たまたま見つけた酸味も魅力に感じました。
次は酸味を引き立てるような抽出を目指してみます。
今回のレシピ
使用する器具
- ドリッパー ハリオ V60
- ペーパーフィルター
- ドリップポット 山善 ドリップケトル
- コーヒーサーバー
- コーヒーミル タイムモアC2
材料
- コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを32回操作)
- お湯 85度で225g
レシピ
- ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける - お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
- タイマーをスタートし、お湯を30gまでさっと注ぐ
- 45秒経ったら、お湯を90gまでさっと注ぐ
- 90秒経ったら、お湯を135gまでさっと注ぐ
- 120秒経ったら、お湯を180gまでさっと注ぐ
- 150秒経ったら、お湯を225gまでさっと注ぐ
- お湯が落ち切ったら抽出完了!
抽出時間の目安は3分です