コーヒーロースト東海さんで購入したホンジュラス テパングアレ農園。
こちらの豆を美味しく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。
記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。
前回の記事はこちらです。
oishi-coffee-life.hatenadiary.com
使用する豆
名前
ホンジュラス テパングアレ農園
価格
1,880円/240g
産地
ホンジュラス ラパス県 テパングアレ農園
焙煎度合
ハイロースト
焙煎からの経過日数
30日(約1か月)
味の説明
お店の紹介文より。
さわやかな風味とカモミールのようなフローラルさ。後味にキャラメルのような甘さ。
今回の抽出の狙い
今回は豆の持つ酸味を活かしたコーヒーを目指したいと思います。
これまで飲んだ感触では、ハーブやレモンのような酸味がありました。
この酸味を上手く際立たせられれば、さっぱり爽やかで、シトラスの雰囲気を楽しめるコーヒーになるのでは、と楽しみです。
はたして、うまくいくでしょうか?
抽出してみた
今回も46メソッドを使っていきます。
46メソッドでは全体のお湯のうち最初に注ぐ2投の割合を調整することで甘みと酸味のバランスをとっていきます。
酸味を際立たせる場合は、1投目のお湯を多めにします。
まずは、甘みを引き出そうとしたときと同じ条件で、お湯の割合だけ変えてみます。
さあ、味はどうなるでしょうか?
できたコーヒーからはレモンのような爽やかさと少し苦みのある香りがします。
これは期待できそう。
では、ひと口。
、、ちょっとエグみもありますが、濃度感が低く、口当たりがあっさりで飲みやすいです。
ただ、狙っていた酸味はあまり感じられません。
代わりに甘さがとても際立っており、特に後味に残る甘さはまるで砂糖のようにしっかりとした味わい。
こんなに甘さが強いコーヒーは初めてかも。
これはこれで美味しいのですが、狙っていた酸味は出ていないようです。
酸味を出すにはお湯の温度が低すぎたのでは?と予想し、温度を上げてみることに。
ただ、えぐみが出てしまうのでは意味がないので、お湯を注ぐ回数を5回から4回に減らして濃度を下げてみます。
今度はどうでしょうか?
コーヒーの香りはナッツっぽい感じ、色は狙い通り薄めになっています。
口に入れるとほのかな渋みがやってきた後、カラメルのような甘みが出てきて余韻として残ります。
程よい香ばしさや焦げ感があり、大人びた?雰囲気が出ています。
ちょっと過抽出気味だったか、口にイガイガ感が残ってしまいましたが、これまた全体的に美味しいコーヒーに。
とはいえ、これまた狙っていた酸味は出ませんでした。
味が強すぎて酸味が隠れてるのでは?と考え、お湯を注ぐ回数はそのまま、温度を少しだけ下げてみることにしました。
さて今度は?
甘みのある香りが漂うコーヒー、口に入れるとカラメルのような甘さが広がり、後味まで続いていきます。
コーヒーを飲みこんだ後に、わずかにハーブのような風味が残り、爽やかさを添えています。
まるで紅茶のような味わい、という印象です。
結局、狙っていたような酸味を出すことはできませんでしたが、様々な甘さの雰囲気を味わうことができたので、結果オーライ、ということにしましょう笑
振り返り
ホンジュラス テパングアレ農園の豆を酸味を際立たせる狙いで抽出してみました。
今回は狙ったような酸味は出ず、代わりに甘みがしっかりと感じられるコーヒーに仕上がりました。
いろいろ試してみて思ったのですが、この豆はあまり酸味が強くないのかもしれません。
無理に酸味を引き出そうとするよりは、甘みを中心に酸味は風味を添える役割にしてあげたらいいのかな~、と思いました。
今回の抽出を通して、まだまだ私の抽出技術も、豆の良さを見抜く目利きも未熟だな~、と実感しました、、
どうやったら豆の良さを引き出せるのか、もっと研鑽が必要そうです。
今回のレシピ
使用する器具
- ドリッパー ハリオ V60
- ペーパーフィルター
- ドリップポット 山善 ドリップケトル
- コーヒーサーバー
- コーヒーミル タイムモアC2
材料
- コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを32回操作)
- お湯 88度で225g
レシピ
- ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
- お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
- タイマーをスタートし、お湯を60gまでさっと注ぐ
- 45秒経ったら、お湯を90gまでさっと注ぐ
- 90秒経ったら、お湯を160gまでさっと注ぐ
- 130秒経ったら、お湯を225gまでさっと注ぐ
- お湯が落ち切ったら抽出完了!
抽出時間の目安は2分40秒です