2024年9月27日に放送された「チコちゃんに叱られる」を見て気づいたことがありました。
私が気になったのは「なぜ日本人は”生”とつく食べ物が好きなのか?」という話題。
日本には生ビール、生チョコ、生キャラメルなど、生がつく食べ物が豊富にあります。
おそらく多くの方はこれらの食べ物に出来立てや新鮮で美味しそう、と感じるのではないでしょうか。
ところが、日本以外の多くの国では”生もの”というのは食中毒を引き起こすマイナスなイメージを抱くのだそうです。
どうやら日本人は危険を顧みず、生食を極めてきたことで生に対していいイメージを持つようになった、ということらしいです。
この話を聞いていて、ふと、人間の味覚の発達も似たようなところがあるんじゃないか、という考えが頭をよぎりました。
人間の味覚を分類すると、甘味、塩味、旨味、苦味、酸味の5つに分けられるそうです。
ちなみに、辛味は刺激によって引き起こされるので味覚には分類されないようです。
なぜこの5つなのかというと、人間が生きていくうえで必要なもの・必要でないものを見分けるためなのです。
甘味、塩味、旨味はそれぞれ糖質、ミネラル、タンパク質、と体を維持するために必要な栄養素と関連があります。
一方、苦み、酸味は毒や腐敗など食べてはいけないものに関連があります。
もしかしたら、苦みや酸味で味わいが構成されているコーヒーは、本来人間が好んで飲むものではないのかもしれません。
というより、コーヒーを飲んでうまいうまい言っているのはよほどのもの好き?
もちろん、様々なものを食べて、舌が肥えてくれば、苦味や酸味も悪いものではなく、むしろ美味しいとさえ感じるようになります。
この辺は経験がものをいうので、みんながみんな美味しく感じるようになれるかというのは分かりませんが、、
私はコーヒー豆をお店で買うとき、おすすめはありますか?と聞くようにしています。
これは2つの狙いがあります。
1つは質問の通り、美味しい豆を教えてもらいたいから。
もう1つは、お店の進めるコーヒーを通して、このお店はどんなコーヒーを美味しいと思っているのか知りたいから。
ちょっと大げさですが、今後もコーヒー豆を買い続けたいかどうか判断するための材料にしている感じでしょうか。
ところが、おすすめは決めてないんです、だったり、いろんな種類の豆を揃えてるので好みのものを選んでください、など、こっちからすると期待外れな応えが返ってくることもしばしば。
このような答えが返ってくると、せっかくいろいろ知りたいのに、納得いかないな~と感じていました。
しかし、先ほど書いた通り、コーヒーは本来食べない方がいいものを連想させる味覚をふんだんに含んでいます。
もしかしたら、これが原因でコーヒーの好みは人それぞれで一概にどれがおいしいと言えない、というスタンスなのかもしれません。
そもそも万人がおいしいと感じる飲み物ではないのに初対面の人におすすめはコレと伝えるのは難しいのかもしれません。
コーヒーはあくまで嗜好品。
私が思うコーヒーと、各々が想像するコーヒー、この違いもコーヒーの面白さなのかもしれません。