先日、久しぶりにカルディへ行ったときのこと。
お店をぶらぶら見ていると、バードフレンドリーのコーヒー豆が20%オフで販売されていました。
お店のポップによると、バードフレンドリーというのは渡り鳥がやってくる森を、コーヒーを通じて守る活動のようです。
どんな活動なのか気になったので、家に帰ってから調べてみました。
事の発端は、中南米・アフリカにいる渡り鳥が年々減少していることでした。
1970年から現在までで、およそ25億羽も減ってしまったのだとか。
そこで、スミソニアン協会という団体がスミソニアン渡り鳥センターを設立し、原因を調査。
調査の結果、渡り鳥たちは木陰栽培を行うコーヒー農園の森を休息地としていることが分かりました。
ところが、コーヒー農園の75%はこうした森を切り開いているのです。
その結果、渡り鳥が休める場所も減り、姿を消してしまったようです。
そこで、森を保護するために、1999年からバードフレンドリー@認証プログラムが始まりました。
この活動では、昔ながらの森を守りつつ有機栽培を行っている農園の豆を、プレミアム価格で買い取ることで森の保護に貢献しています。
バードフレンドリー@コーヒーの認証基準は大きく分けて2つあります。
有機栽培であること、自然に近い森になっていることです。
自然に近い森、というと漠然としていますが、具体的な基準があります。
- 木が農園の40%を覆っていること
- 12m以上の中木が60%、15m以上の大木が20%、小木が20%あること
- 11種類以上の樹木で構成されていること
コーヒーの作り方だけでなく、渡り鳥が安心して休める森を維持するところまで求められているんですね。
コーヒーの品質確保と森の維持、この2つを行っている農家さんには頭が下がります。
この活動を知り、コーヒー豆を買うことで、微力ながら農家さんの努力に応えたいと思いました。
ちなみに、その時訪れたカルディでバードフレンドリー®ブレンドを買ってきました。
農家さんに感謝しながら、ゆっくり楽しもうと思います。
カルディではバードフレンドリーの豆を使ったブレンドやストレートコーヒーやバードフレンドリーに関連したグッズも販売しています。
バードフレンドリー@コーヒーの取り組みを紹介しているサイトもあります。
こちらも併せて読んでみてはいかがでしょうか。