マイルドの定番 コロンビア クレオパトラを抽出してみた

コーヒーロースト東海さんで美味しそうなコーヒー豆を買いました。
コロンビア クレオパトラです。

こちらをおいしく淹れるために試行錯誤しました。
記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

コロンビア クレオパトラとはどんな豆?

名前の通り、コロンビア産のコーヒー豆です。
バジェデルカウカ県という地域で作られています。

もともと、ミランダ農園というところが生産していたコーヒーだったのですが、農園の閉鎖に伴い一度終売しています。
しかし、とある商社が栽培を始め復活したんだとか。
それだけ人気のあったコーヒーなのでしょうね。

ちなみに、クレオパトラの名前の由来は、どうやらミランダ農園の農園主さんにあるようです。
初代の農園主産のお名前がシーザーさんだそうで、古代ローマの英雄と同じなんです。(私は調べるまでシーザーさんという歴史上の偉人を知りませんでした、、)
そこで、古代ローマのシーザーが愛したエジプト女王の名前である「クレオパトラ」をコーヒー豆につけたようです。

自分の名前を付けてもよかったのでは?とも思いますが、、
おそらく、コーヒーのイメージ的に「ウーン、この味わいだとシーザーっぽくないからクレオパトラにしようかな」みたいなことを考えたんじゃないかな~、と勝手に想像しています。

コーヒー豆の品種はティピカ種とブルボン種、精選方法はウォッシュト(コーヒーの実から豆を取り出して乾燥させるまでのプロセスのこと、豆から実をとって水洗いするイメージ)です。

コーヒーロースト勝川山では購入時に好みの焙煎度合いに仕上げてくれます。
今回は深煎りのフルシティローストにしていただきました。

以前、倉式珈琲店でもクレオパトラ コロンビアを飲んだことがあります。
その時は酸味が効いた甘みもあるコーヒーという印象を受けました。
自分で淹れたコーヒーとお店のコーヒーの違いも楽しみです。

oishi-coffee-life.hatenadiary.com

抽出してみた

今回は初めての抽出なので、いつも深煎りのコーヒーを淹れるときに使っているレシピを使います。
バリスタの井崎英典さんが考案した3投式レシピです。
このレシピのポイントをざっくり説明すると以下の通り。

①お湯100gに対して豆6~8gを使用
②お湯を20:20:60の分量で3回に分けて注ぐ
③蒸らしの時間を60秒とって成分を余すところなく抽出する

初めての豆なので、お湯の温度や豆の挽き目はこれまでの抽出の経験からあたりをつけ、抽出時間やお湯の注ぎ方は基本のレシピ通りにします。
具体的なレシピは記事の最後に載せている通りです。

 

さて、レシピ通りに淹れたコーヒーからは苦みのある香りがします。
なんとな~く甘さも感じるような気もします。

では、ひと口。
口に入れるとしっかりした苦みを感じます。
それどころか苦すぎる、、

このままではさすがに飲みにくいのでお湯で薄めることに。
お湯を足すことで苦みが和らぎ、飲みやすくなりました。
次回抽出するときはお湯の温度を下げるなどして、苦みを抑えたほうがよさそうです。

ある程度薄めたことで苦み意外にナッツのような甘み、わずかな酸味も感じます。
苦み、酸味ともにとがった感じがなく、マイルド、と表現してもよさそうな味わいです。
これを飲みながら、コロンビアがマイルド系といわれるのはこういうことか~、と一人納得していました。

振り返り

コロンビア クレオパトラを井崎英典さんが考案した3投式レシピで抽出してみました。
淹れたコーヒーそのものは苦すぎましたが、お湯で少し薄めることでマイルドな苦みや酸味を感じることができました。

今のレシピではあまりにも濃く抽出されているようです。
まずは濃度を下げる方向でレシピを調整していこうと思います。

余談ですが、今回濃すぎるコーヒーを躊躇せずお湯で割って飲んだことに、自分の成長?を感じました。
コーヒー抽出はじめたての頃はお湯で割るなんて邪道だ!という考えに縛られてました(笑)
コーヒーを通して自分も変わっていくんだな~、と感慨深いものを感じました。

今回のレシピ

使用する器具
  • ドリッパー カリタ 3つ穴ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料
  • コーヒー豆 16g 中粗挽き(コーヒーミルのつまみを28回操作)
  • お湯 85度で200g
レシピ
  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
  2. 挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を40gゆっくりと注ぐ、その後お湯と粉が触れ合うようにドリッパーを3回ゆする
  4. 60秒経過したら、お湯を80gまでゆっくり注ぐ
  5. 120秒経過したら、お湯を200gまでゆっくりと注ぐ、その後お湯と粉が触れ合うようにドリッパーを3回ゆする
  6. お湯が落ち切ったら抽出完了!
    抽出にかかる時間の目安は3分です。