喫茶店日記 No.29 倉式珈琲店

サイフォンでコーヒーを抽出する様子に惹かれ、一度は行ってみたかった倉式コーヒーにやってきました。

訪れたのは初めて。
まずはお店の味である倉式ブレンドを飲む予定でした。
しかし、日替わりでシングルオリジンが頂ける、本日のストレートというメニューにも気持ちが揺らぎます。
結局、シングルオリジンという言葉の響きに負け、本日のストレートを頂くことにしました。

この日は「コロンビア クレオパトラ」という豆でした。
シトラス系の酸味が特徴らしいです。
そういえば、私も以前コロンビアの豆を買ってきて自宅で飲んだことがあります。
この時は、今まで自分で抽出した中で一番美味しくないコーヒーになってしまいました、、

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コロンビアのコーヒーとはどんな味なのかちゃんと味わえる丁度良い機会。
楽しみです。

 

朝食もかねて倉式モーニングを注文。
ドリンクにコーヒーを頼むと、店員さんが「コーヒーの濃さは濃いめや薄めにしますか?」と聞いてくれました。
コーヒーの濃さを選ばせてくれるのか!!ちょっと感動。

私は濃いほうが好きなので濃いめを注文。
でも、薄めにしてあっさりと頂くのも美味しそう、、
次は薄めでお願いしようかな~

待つこと数分、モーニングセットが運ばれてきました。

サイフォン丸ごとのコーヒーとこんがりトースト。
とっても美味しそう。

まずはコーヒーから。
サイフォンからカップにコーヒーを注ぐのですが、、
これってどこ持ったらいいんだろう、とか、ふちが角ばってるから注ぐとコーヒーが少しこぼれてしまった、など、不慣れなばっかりに手間取ってしまいました。

どうやらサイフォンにはカップ2杯分は入っているよう。
1杯目はそのまま味わってみましょう。

酸味の効いた香りで、あとから甘みも感じられます。
では、一口。
しっかりとした酸味です。
酸味の中でもお出汁や昆布なんかに含まれる旨味に近い味だな、と思いました。
甘みも強く出ており、砂糖なしで十分甘いんじゃないかな~

濃いめでお願いしただけあって、ガツンと来る濃度感です。

とはいえ、コロンビア クレオパトラの味わいであれば薄目であっさりでも美味しかったかも、、
豆に合った濃度感を選べるようになることも大切なのかもしれません。

2杯目を楽しむ前に、モーニングを頂きます。

もちっとした食感のトーストは丸々1枚分。
丁度おなかペコペコだったので、たくさん食べられて幸せ~
サラダはシンプルなシーザーサラダ。
シャキシャキレタスがさっぱりでとっても食べやすい。
そういえばモーニングだとキャベツの千切りが入っていることが多いですが、レタスは初めてかも。

一通りモーニングを楽しんだので、コーヒー2杯目。
今度はフレッシュを入れてみます。

、、、ん~、なるほど。
もともとの酸味にミルクの甘みが加わり、味が複雑になりました。
少し味が喧嘩している部分もありますが、なかなか面白い味わいかも。
油分も加わり、舌触りもねっとりさが増したようです。

 

コーヒーも飲み終わり、モーニングも完食。
幸せな時間でした。

帰り支度をしながらレジのほうを見ていると、海外からの観光客とおぼしき人たちが、コーヒーを淹れているサイフォンをバックに写真を撮っていました。
確かに記念に一枚撮りたくなるような、絵になる光景です。
次回はサイフォンの前でコーヒーを淹れる様子をじっくり眺めるのもよさそうです。

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