エチオピア カルマチェ ゲイシャをおいしく淹れたい①

コーヒーローストさんで購入したエチオピア カルマチェ ゲイシャ。
おいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

前回の記事はこちらです。

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今回の抽出の狙い

お店で試飲させていただいたコーヒーはレモンのような爽やかさが感じられる味わいでした。
この味に近づけるために、酸味を強く出すように淹れようと思います。
今回は浅煎り豆向けの46メソッドというレシピを使っていきます。

抽出してみた

抽出に使う46メソッドを簡単に説明すると、以下の通り。
①お湯は豆の15倍の量を使用
②1~2投目でお湯の4割、3投目以降でお湯の6割を注ぐ
②最初の2投のバランスで酸味と甘みのバランスを決める
③3投目以降で注ぐ回数によってコーヒーの濃度を決める

今回は酸味を強調したいので1投目と2投目のバランスを調整。
1投目の量を多めにして酸味を強く出します。

何度か抽出を試してみたところ、豆は粗びきにしてお湯の温度を92度とするのがよさそうでした。

 

豆を挽いていると、ワインのような熟成した香りが漂ってきました。
エチオピア カルマチェ ゲイシャはナチュラルと呼ばれる豆の精製方法が使われています。
これは豆を乾燥させる際、豆の果肉を残しておくことでコーヒー豆の熟成・醗酵を促す手法です。

同じエチオピアの豆でも、果肉を残さないで乾燥させるウォッシュドという精製方法のものはもっと軽い香りでした。
精製方法による豆の違いが表れたのかな?

抽出するときの蒸らしのときは爽やかな酸味のある香りが。
どんな味になるのか楽しみです。

 

抽出したコーヒーは甘みや酸味を感じる、紅茶のような香りです。
香りだけだとコーヒーだとは思えない雰囲気。

では、ひと口。

口に入れると、苦みを含んだ酸味を感じました。
まるでレモンやグレープフルーツのような柑橘類の風味のある紅茶のよう。
酸味になれてくると、ティラミスのようなビターな甘さも現れてきます。

全体的にあっさりとして、飲み口は軽めです。

このコーヒーで印象的だったのは酸味。
爽やかな酸味、というよりは複雑な酸味です。
ベースはレモン・グレープフルーツのような味ですが、苦みや甘みもあり、うまく言葉で言い表せません。
これはナチュラル製法による熟成によるものなのでしょうか。

コーヒーが冷めてくるとシンプルな爽やかな酸味が目立ってきます。
温度による味の変化も大きいようです。

アイスコーヒーでいただいたときはレモンの風味が強かったですが、ホットで淹れてみると想像以上に複雑な味わいでした。

振り返り

エチオピア カルマチェ ゲイシャを46メソッドで淹れてみました。
レモンやグレープフルーツのような酸味と苦み、ティラミスのような甘みを感じる複雑な味わいのコーヒーになりました。

次回はほかのレシピでも抽出を試してみようと思います。

今回のレシピ

使用する器具
  • ドリッパー ハリオ V60
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料
  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを32回操作)
  • お湯 92度で225g
レシピ
  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
    今回はペーパーリンスをしませんでした(特に理由はないのでリンスしてもいいと思います)
  2. お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を60g注ぐ
  4. 45秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  5. 90秒経ったら、お湯を135gまで注ぐ
  6. 120秒経ったら、お湯を180gまで注ぐ
  7. 150秒経ったら、お湯を225gまで注ぐ
  8. お湯が落ち切ったら抽出完了!
    抽出時間の目安は3分です。