コーヒーの味わい方がちょっとだけレベルアップした、気がする

今朝コーヒーを飲んでいて気づいたことがあります。

これまではコーヒーを味わう際、酸味、苦み、甘みに意識を向けて、味の傾向をとらえるようにしていました。
これは書籍「ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方」を参考にしています。

書籍ではコーヒーの酸味・苦みと濃度感で味わいを4つに分類しています。
私もこれに倣って、酸味・苦みと味の濃さ、さらに甘みという観点で「このコーヒーはあっさりして酸味が効いてる」とか「しっかりと濃厚で苦みがある」といった感じで、コーヒーの味の傾向をとらえるようにしていました。
この観点を意識することで、あのお店はだいたいこんな感じの味、この産地の豆ならこんな傾向、自分の好みの味はコレ、ということがそこそこ分かるようになりました。

では今朝気づいたことは何か、というと、味の傾向がつかめる段階からのステップアップについて。
それは、コーヒーに含まれる味がどんな食べ物に近いかが分かること。

コーヒーのパッケージに、どんな味わいか書かれていることがあります。
シトラスのような~」「ブラウンシュガーのような~」っていうアレです。
私はこれまで、このような記述はあまり気にしておらず、せいぜい酸味がウリなのかな、とか、甘みが強いのかな、くらいに考えていました。

この日はUCCゴールドスペシャルプレミアム シトラスチルという豆を使っていました。
名前の通りシトラス系の酸味が出てるのかな、くらいに考えてコーヒーを飲んでいたのですが、パッケージの説明に書かれた「ネーブル」というのが何か分からず調べてみることに。
どうやらミカンの仲間見たいです。

ネーブル - 伊藤農園のみかんな図鑑

ちょっとした豆知識を仕入れてからコーヒーを飲んでみると、今まで気づかなかったミカンのような味わいを見つけたんです!
一度気づいてしまうと、むしろなんで今まで分からなかったんだろう、という感覚。

私なりの分析ですが、ミカンのような味わいは酸味と苦みのバランスによって生まれているよう。
今まで酸味と苦みを分けて感じ取っていたことでミカンの味わいを見逃してしまっていたのです。

個々の味の要素をじっくり観察するのも大切ですが、全体を俯瞰するような味わい方で見えてくる世界もあるんだな~、と大きな発見でした。
とはいえ、全体像を把握する、というのがなかなか難しい、、
新しいコーヒーの楽しみ方を身に着けるための修行の日々が始まる予感です。