再び試行錯誤! コロンビア クレオパトラを抽出してみた

コーヒーロースト東海さんで購入したコロンビア クレオパトラ。
こちらの豆をおいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

過去の記事はこちらです。

oishi-coffee-life.hatenadiary.com

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使用する豆

名前

コロンビア クレオパトラ

価格

1,250円(税込)/240g

産地

コロンビア バジェデル カウカ県

焙煎度合

深煎り(フルシティロースト)

焙煎からの経過日数

20日(3週間くらい)

味の説明

コーヒーロースト東海さんのホームページより抜粋。

シトラス系の風味とコロンビアらしいボディ感が特徴です。

今回の抽出の狙い

これまで試してきた抽出をざっくりまとめると、こんな感じです。

バリスタの井崎英典さんが考案した3投式レシピだと、濃く抽出されてしまい苦くなりすぎる
 ↓
蒸らしや抽出の時間を短くし、お湯の温度も下げてみるとなんとか許容範囲の苦みに収まる
 ↓
さらに苦みを抑えるためにレシピを調整するもうまくいかない
 ↓
豆の味を確かめるためにフレンチプレスで抽出してみると、苦みと酸味のバランスが取れたまろやかなコーヒーになった

フレンチプレスで淹れたときのコーヒーが、これまでのベスト抽出でした。
この味をハンドドリップで出すために、元の3投式レシピを調整してみたのですが、、

抽出してみた

フレンチプレスの時のような、苦みと酸味がまろやかに感じられるコーヒーを淹れるために、レシピを調整してみました。

まずは、濃度を思い切り下げるように調整してみます。
濃度を下げるので、コーヒー豆の挽き目を思いっきり粗くしてみます。
私が使っているタイムモアC2というミルでつまみを34回操作に変更します。
いつもは26~32回の範囲にすることが多いので、34回は私の中ではかなり粗目です。
そして、蒸らしに使うお湯の量を半分にします。
これは、お湯とコーヒー豆の触れ合いを減らして、コーヒー豆から成分が溶けだしにくくすることを狙っています。
蒸らしのお湯を減らすことに関しては私の推測であり、なにか根拠があるわけではありません。

さて、この調整で淹れたコーヒーはどうでしょうか?
口に入れた瞬間、きつすぎず美味しい苦みを感じます。
まろやかな酸味もちゃんと存在し、後味には甘みが残ります。
まるでバターやクリームなどの乳製品のような雰囲気があります。
味のバランスもよさそうです。

しかし、ちょっと残念なことに味が薄い(笑)
薄くなるように淹れたので当たり前といえば当たり前。
ただ、せっかくコーヒー豆の美味しい部分が取り出せたのなら、美味しい部分を濃縮して贅沢に味わいたいところ。
豆の量を増やしたらよかったかな?

 

ここまで何度か抽出を試したところで、井崎英典さんのレシピを再度見直してることにしました。
私は書籍「ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方」を参考にしていますが、実はYoutubeでも本書の内容を一部紹介しながら抽出を実演している動画があるんです。


www.youtube.com

この動画を見て、大事なポイントに気づきました。
それはお湯の注ぎ方。特に注がれるお湯の勢いです。

書籍にも丁度いいスピードが書かれているのですが、実際にお湯を注ぐとなるとどうやったらいいか、なかなか分からずにいました。
動画から分かったのが、どうやら私の注ぎ方はゆっくり過ぎるらしい、ということです。
丁寧に注ぐことを心掛けるあまり、適切な注ぎ方よりもゆっくり注いでしまっていたようです。
もっと勇気をもって(?)思い切りお湯をかけたほうがいいんですね。
こればっかりは実演を見ないと分からないですね、、

正しい淹れ方が分かったところでふと、元のレシピで苦くなりすぎたのは私の淹れ方がマズかったからでは?と気になってきます。
ということで、これまでの調整はいったん置いておき、元のレシピに戻して正しい注ぎ方で淹れてみることにしました。
今度は美味しくできたでしょうか?

香りは苦みと甘みのあるいい香り。
コーヒーの色はかなり濃く出ているようです。
一口飲んでみると、、、ん~苦い(笑)
やっぱり苦くなりすぎるようです。
苦みに口が慣れてくると、フレンチプレスの時に味わったような酸味や甘みをわずかに感じます。
ただ、風味を楽しむにはちょっと厳しいかな、、

何度かこのレシピを試してみましたが、今回のようなフルシティロースト以上の深煎り豆だと抽出しすぎてしまうため不向きなのかもしれません。

振り返り

再度3投式レシピをベースにコロンビア クレオパトラを抽出してみました。
狙った濃度感を出すことができず、納得のいくレシピにはなりませんでした。
今のところフレンチプレスで淹れたコーヒーが一番美味しかったことから、お湯を注ぐ淹れ方よりもコーヒー豆をお湯につけておく浸漬式に近い淹れ方が向いているように感じました。
浸漬式に近い淹れ方だとお湯を一度に注ぐ1投式がいいんじゃないかな~、と思っています。
そんな私にぴったりなレシピを見つけたので、次回はこちらを試してみます。

今回のレシピ

味が薄くなってしまった方のレシピを紹介します。
このままのレシピはお勧めできないのですが、豆の量を増やせば、もしかしたら美味しくなるかもしれません。

使用する器具
  • ドリッパー カリタ 3つ穴
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料
  • コーヒー豆 34g かなり粗びき(コーヒーミルのつまみを34回操作)
  • お湯 80度で200g
レシピ
  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
  2. 挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を20gまで注ぐ
  4. 20秒経ったら、お湯を120gまで注ぐ
  5. 50秒経ったら、お湯を200gまで注ぐ
  6. お湯が落ち切ったら抽出完了!

このレシピでは、2投目と3投目のお湯の量を多めにしてドリッパーにお湯を溜めることを狙っています。
お湯を溜めることで浸漬式に近い状態を作れば、フレンチプレスに近づけるかな~、とうのが狙いでした。