エチオピア イルガチャフイをおいしく淹れたい②

コーヒーローストさんで購入したエチオピア イルガチャフイ。
おいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

前回の記事はこちらです。

oishi-coffee-life.hatenadiary.com

 

今回の方針

今回は46メソッドで抽出してみます。

46メソッドでは1投目と2投目で注ぐお湯の割合によって酸味と甘味の引き立て方を変える手法。
割合の異なる2つのレシピを試してみました。

抽出してみた

①1投目と2投目で同じ量のお湯を使う

まずはベーシックな割合で淹れてみます。

豆は15gを粗挽き、お湯は90度で225g用意しました。
抽出にかかった時間は3分20秒。

抽出したコーヒーからは、レモンの香りが。
まさかっ!と思い、もう一度嗅いでみるとコーヒーの香りに変化。
なんとも不思議な感覚です。

口に入れるとレモンティーのような酸味と苦味が広がります。
よくあるコーヒーを飲んだ時に感じる酸味や苦味とは別物です。

コーヒーの温度が下がってくると苦味が強くなり、グレープフルーツのような味わいに。
甘味も感じられるようになります。

コーヒーの濃度は低くないようですが、酸味のおかげでさっぱりとして飲みやすいです。
うっかり飲みすぎてしまいそうです笑

②1投目のお湯を多めにする

続いて1投目に注ぐお湯の量を多めにし、より酸味の際立った味を狙ってみます。

1投目と2投目のお湯の割合以外の条件は①と同じ。
さて、どんなコーヒーになるのでしょうか。

まずは香り。
レモンの中にナッツのような香りが含まれています。
①の時よりも甘味が出たような気がします。

口に入れると柑橘類のような酸味だけでなく、ナッツのような甘味も感じられます。
レモンティーのような爽やかさではありませんが、まろやかな酸味と甘味が楽しめます。
こちらも美味しいコーヒーとなりました。

とはいえ、想定していたほど酸味が強調されなかったようです。
実は①を試してから②を試すまで4日ほど時間が空いてしまいました。
その間に豆の状態に変化があったのかもしれません。
(ちなみに①は焙煎翌日、②は焙煎から4日後です。)

ここまでの振り返り

46メソッドを使ってエチオピアイルガチャフイを抽出しました。
柑橘類のような酸味が特徴的な美味しいコーヒーになりました。
正直、目隠しして飲んだらコーヒーではなくレモンティーだと思うくらい。

また、淹れ方の影響なのか焙煎からの時間経過によるものなのか分かりませんが、ナッツのような風味も感じられます。
こちらもマイルドで美味しいコーヒーとなりました。

次回は別のレシピで抽出してみたいと思います。

今回のレシピ

使用する器具
  • ドリッパー ハリオV60
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー 
材料
  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを32回操作)
  • お湯 90度で225g
レシピ
  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット。
    フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける。
  2. お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる。
  3. タイマーをスタートし、お湯を45gまで注ぐ。
    ②のレシピでは60gまで注いでいます。
  4. タイマーが40秒になったら、お湯を90gまで注ぐ。
    ②のレシピも90gまで。以降は①、②とも同じ分量だけお湯を注いでいきます。
  5. タイマーが90秒になったら、お湯を135gまで注ぐ。
  6. タイマーが130秒になったら、お湯を180gまで注ぐ。
  7. タイマーが160秒になったら、お湯を225gまで注ぐ。
  8. お湯が全てサーバーに落ち切ったら抽出終了。
    抽出時間の目安は3分〜3分30秒です。